イモータルへの道

その3 レベル100の宴



ある土曜日、いつものデパートの屋上のゲームコーナーに行った日の出来事である。

このころガントレットは人気絶頂であったため、部活が無い日は、
私は誰よりも早くゲーセンに行くようにしていた。

その日も、学校が終わってから、なるべく早く到着したのだが、
すでに先にプレイをしている人がいた。

その人は予備校生風の人で、ちょうど私が到着したときにはレベル2をプレイしていた。
友達と待ち合わせをしていた私は、それが終わるまでじっとならんで待つことにした・・・。

ところが、その人はかなりうまく、なかなか終わらない。
当時のいなかのゲーセンでは到達するのがめずらしかった、
1コインで10数レベルまで到達したのである。

そして、とうとうゲームオーバーになるころには、これまた同じく、集めるのがむずかしかった
秘伝ポーションを、3本くらいストックしていたのである。

すでに何人かギャラリーが出来ていたが、
せっかく秘伝ポーションを複数個集めて、ゲームオーバーにして無くしてしまうのは
なんだかもったいないので、クレジットを投入して(殺さずに)継続プレイをしても良いか?
という雰囲気がおこり、そのプレイヤー、順番待ちの人たちの了解を取り、
継続プレイが行われたのである。

そして100レベルの宴はそこから始まった。

同じように、あとから入る人も、この日は、みんな継続プレイを行って、
どんどん高いレベルへとおりていったのである。

そんな中、「俺、今日レベル1を一度も見ていないよ・・・。」
などという声があり、納得してしまった。

その日、2番目に来た私でさえ、2レベルからしか見ていなかったのだから・・・。

こうして、プレイは続けられ、トレジャールームにおいてプレイヤーが画面外に出ても良い面。
(Players can now go off screen.面)
とか、画面のはじが無い面(左下のはじの壁に行くと、右上側が見えてしまう面)などを初めて見た。

50レベルくらいに到達するころには、ギャラリーたちはみな、
100レベルになったらどうなるか見てみたい。と思い出した。

そこのゲームコーナーは、6時で閉店するお店であったが、
何とか少しだけ延長をしてもらって、(店長の息子もお願いした(笑い))

とうとう100レベルに達したのであった。

全員で金をいくら使ったのか覚えていないが、
数人でプレイしたので、一人3空コインくらいだったと思う。


このように某都内のエンドレスプレイヤーたちが「1000レベルの宴」などを開いていたときに、
一地方のゲームコーナーでは「100レベルの宴」が行われていたのである。


驚愕1コインヘルス
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